2016.4.27 update 矯正治療体験記~保定装置・取り外し式編~

お待たせいたしました。矯正治療体験記の保定装置第二弾、取り外し式編です。

固定式編の本文で、「歯列矯正というのは顎の骨の形を緩やかに変えることで歯を根っこごと移動するので、ブラケットやマウスピースを使って歯を動かしていた期間と同じくらい、後戻り防止の「保定装置」というものを使用する必要があります。」というご説明をいたしました。

では、「取り外し式」とはどういうことなのかというと、お口にはめるマウスピースのように外側から歯が動かないようにおさえておくタイプの保定装置です。子供の矯正(Ⅰ期治療)の保定や、ブラケットを外した後にも微調整の必要があるタイプのかたが適応になることが多いです。透明なマウスピースタイプと、歯並びの表にワイヤーが通り、裏側(舌側、上あご側)に床と呼ばれるプラスチックの部分があるタイプとがあります。

メリットとしては、食事や歯みがき・写真撮影など必要なときに自分ではずせること、歯並びの安定度により使う時間を短くできること、お口と装置を清潔に保ちやすいこと、装置の異常にすぐ気がつくことです。

デメリットとしては、着脱が煩わしいこと、特にワイヤーがあるタイプは装置が見えること、サボるとすぐに歯並びが後戻りしてしまって装置が入らなくなってしまうことです。

外して食事が出来ることで、ガムやお餅を食べても問題ありません。歯みがきも、フロス(糸ようじ)をしっかり通すことができますし、装置も口の外で洗うことが出来るので、お手入れの際に装置のヒビやゆがみにもすぐ気付くことができます。

ただ、装置を入れたまま食事をすることができない(やってやれないことはありませんが、食べかすが装置に挟まって大変なことになりますし、イマイチ味気ないです)ので、外食をするときは人目が気になります。外したまま装置を入れ忘れたり、紛失してしまったり、壊れてしまったりということも時々あるようです。

前述の通り、保定装置は歯を動かしていた期間と同じくらい使用する必要がありますので、途中で装置にトラブルが起きると、その時点での歯並びで保定装置を作り直しますので、ベストな歯並びが崩れた状態で維持、となってしまいますので注意が必要です。装置の使用状況と歯の安定具合によって丸1日の使用から半日、夜のみ、と使用時間を減らしていって、いずれ使わなくなる日がきますので、それでは頑張りましょう!

マウスピース矯正を行っていた患者様にとっては、歯を動かすマウスピースと保定用マウスピースはほとんど同じなので、違和感なく移行できると思います。表側矯正、裏側矯正だった患者様にとっては、今までの装置よりも大きなものが入る違和感と着脱のめんどくささに慣れるまでは少々気になるかもしれませんが、食後の歯みがきの簡単さと食べかすの残らなさには感動すると思います。

当院スタッフはマウスピースタイプの保定装置を使用していたことがありますが、必要なときに外せることはとてもよかったです。歯みがきも楽ですし、期間がたつにつれ家でのみの使用になるのでストレスも少なかったです。しかし、保定期間を見誤って装置を使わなくなって後戻りをしてしまったので、ずぼらな私には不向きだったのかもしれません・・・

折角時間とお金をかけて手に入れたキレイな歯並びです。装置が外れてももう少しの間、頑張りましょう! (記:スタッフ)

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