2017.11.9 update 厚生労働省による歯磨剤内フッ素濃度上限改定
突然ですが皆様、歯磨き粉などのフッ化物配合歯みがき剤におけるフッ素濃度が今年の春に改訂されたのはご存知でしょうか?
実は、2017年3月に、今まで1000ppmが上限だったフッ化物配合量が、1500ppmに上げられました。
今まで、歯科専売とうたった歯磨剤でも、990ppmが最高濃度でしたが、現在は1450ppmの歯磨剤も販売されているようです。
フッ化物は歯の質を強固にしてムシ歯になりにくい歯を作ると同時に歯肉炎予防にも効果があると言われています。配合のフッ化物成分によっては、初期のう蝕の進行を抑制するというものもありますが、色素沈着の副作用もありますので、成分についてはかかりつけの歯科医師・歯科衛生士に問い合わせることをお勧めいたします。
個人的には、歯が生えてきてから3年間はフッ化物で歯質強化をしっかり行なうことをおすすめいたしますが、摂取上限もございますので、フッ化物の作用と同様に歯科医院スタッフに指導を受け、歯科医院での歯面清掃も定期的に受けることが大事です。
矯正治療を行なっている口の中は、何もしていない口の中に比べるとムシ歯や歯肉炎のリスクがどうしても高くなってしまいます。歯ブラシや補助用具の選択と同時に、歯磨剤の選択も大事なリスク回避方法です。歯みがきに自信が無いな、というかたは、是非歯科衛生士にお声がけ下さい!(記:スタッフ)
参考資料 https://www.whitecross.co.jp/articles/view/444/0