2019.1.10.update 矯正歯科とレントゲン
新年、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
先日、無資格の助手にレントゲン撮影をさせていたということで、大阪の歯科医院が摘発されたというニュースがありました。「無資格の助手」というのはいわゆる「歯科助手」と呼ばれる人達のことです。
「歯科助手」という国家資格は存在せず、要するに単なる素人ということですので、主な仕事は患者さんの治療の補助的なもの、例えば器具の準備や清掃、患者さんの受付や誘導がメインの仕事になります。機械を使って患者さんの歯を清掃したり、レントゲンを撮影したりすることは法律上許されていません。
資格取り立ての研修医よりも、ベテランの歯科助手さんのほうが上手に立ち回ることができるのかもしれませんが、そこに学術的・法律的な裏付けはないわけですから、言い訳にもならないわけです。
矯正歯科でもレントゲン撮影は欠かせませんが、一般歯科よりも撮り方が難しいことが多いです。当院では歯科衛生士さんに撮影のセッティングをお願いすることはありますが、撮影は院長がしますので、歯科助手さんには別のお仕事をしてもらっています。(記:院長)